第一精工 買取

第一精工は、大阪にある釣具メーカーです。京都に同名の金型メーカーがありますが、両社に資本関係などはありません。
第一精工の釣具は、そのオリジナリティが魅力です。たとえば、ミリタリーカラーズシリーズというSWゲームフィッシング用のシリーズを展開していますが、すべての商品がアースカラーやフォリッジグリーンといったミリタリーカラーになっています。
色だけでなく、魚から針をはずすプライヤーは、銃の形状になっていたり、魚をつかむガークリップがミリタリーナイフ状のフォルダーに収納できるなど、釣具とは思えないデザインである点もユニークです。

また、第一精工は、ユーザーとの距離感を大切にしており、ユーザーの釣果を掲載するコーナーや直接質問が可能なQ＆Aコーナーをホームページに展開しています。
そして、ユーザーからのアイディアも募集しており、すでにユーザーにて特許出願しているアイディアでも積極的に商品化する姿勢を示しています。
第一精工の釣具のラインアップは、奇をてらった商品ばかりではありません。
舟釣り用のラーク（船べりに竿を固定する道具）や、防波堤釣り用の三脚など、定番といえる釣具も取り揃えています。
とはいえ、すべての商品には第一精工ならではの工夫が盛り込まれており、前述のラークは、船べりの様々なサイズに対応できるようにクランプで固定できる機構を設け、竿を自由に動かせるように竿置き部分は左右に回転するように作られています。
三脚も、堤防釣り用のラインアップにある自動餌つけ器を固定することができるヘッドを備えスピーディーにサビキ釣りやチカ釣りができるようになっています。
舟で大物の魚を捕らえたときには、網ではなくギャフという鈎針のついた道具を使います。

第一精工はこういった基本の商品にも工夫を凝らしており、普段は全長30cmというコンパクトな形状に収納し、腰に付けておくことができるようになっているのに、リリースボタンをプッシュして振り出すだけでギャフが飛び出し、簡単にランディングできるという機構を備えています。